4 英国の食品添加物の見分け方
忙しい毎日、レディミールを口にする機会が多いと、便利な反面、これははたして体に良いものか気になりませんか。今月より各種食品に含まれている食品添加物を取り上げますね。
まずパッケージの裏側、Ingredients(原材料)の部分を見ると、含有率の高い順に材料名が並んでおり、食品添加物は化学物質そのままの名前か、もしくは番号で記載されています。(EUが許可している添加物はEナンバーで表示。) 100番台はColors(合成着色料)、200番台Preservatives(防腐剤)、300〜400番台Antioxidants(酸化防止剤)、Emulsifiers(乳化剤)、Stabilizers(安定剤)、600番台Flavor Enhancer(調味料) 他。例えば気をつけたいのがE621 MSG(Mono Sodium Glutamate)で、いわゆる味の素。英国ではクリスプス、スープ類(ドライ・缶)、ストックキューブ、グレービー類、レディミール、中華系食品等によく添加されています。MSGを取りすぎると、舌にある味を感じる場所“味蕾(みらい)”が破壊され、脳に入り込んで頭痛や吐き気などをもよおすので、特に子供には要注意です。これに核酸系調味料 E631 (Di-sodium 5-Inosinate/5’-イノシン酸ナトリウム)、E635 (Di-sodium 5-Ribonucleotide/5’-リボ核酸ナトリウム)、E627 (Di-sodium 5-Guanylate/5’-グアニル酸ナトリウム)等が加わると、より複雑なうま味が出ます。
日本の食品では、原材料に「調味料(アミノ酸等)」と書かれているのがそれで、英国の食品以上にありとあらゆるものに添加されています。この核酸系調味料を取りすぎると痛風になりやすく、今日本では40代から痛風を患う人が増えていると聞きました。和食もとりかたによっては決して健康的とはいえないのですね。そこで正常な舌にもどす良い方法を。この「調味料(アミノ酸等)」と書かれた食品をできるだけ避けましょう。しばらくしてこれが添加されたものを口にすると、唇がしびれたように感じ、添加の有無がすぐにわかるようになります。全てを避けるのは無理でも、できる範囲からはじめましょう!(次号に続く。)
今月のレシピはパスタで作る冷やし中華です。おいしい中華麺が手に入らなくてもスパゲティで十分おいしく出来ますよ。
スパゲティ300gを表示通り茹でて流水でよく洗い、水気をしっかり切ってごま油を適量まぶします。タレは、TAHINI(練り胡麻)大さじ2、チキンストック(KALLO社ORGANIC CHICKEN STOCKのキューブ1/4ヶを熱湯大さじ4でといたもの、しょうゆ大さじ4、酢大さじ3、ブラウンシュガー大さじ2、ごま油小さじ2をよく混ぜ合わせましょう。パスタを器に盛り、上に錦糸玉子,ハム,トマト,キュウリ,わかめ,クラブスティック,レタス,青ジソ,塩クラゲなどお好みで彩りよくのせたら、タレと好みで練り辛子やマヨネーズを添えて召し上がれ!