6 お砂糖について(白砂糖は避けよう)
今月は、要注意添加物?の砂糖についてです。
先日、関西に住む両親(60-70代)と、子供の頃のおやつ談義をしました。戦前や戦後のおやつといえば、煎り大豆、干しいも、はったい粉(大麦粉)に砂糖を加えて湯でねったもの、季節の果物、焼きいも、おもちを薄く切って焼いたおかき、時々、カルメラ焼きや、おはぎ、ポン菓子、紙芝居屋さんの駄菓子(酢昆布、色つき豆、ラムネ他)、お祭りの綿菓子など。砂糖をふんだんには使えなかったあの時代は、日本でも英国でも一人当たりの年間砂糖消費量は2-3kgだったのに、今や、日本では20kg(1日あたり50g)、英国では40kg(100g)にまで増えたそうです。こわいですね〜。特に精製された白砂糖には要注意。その害毒は、虫歯だけにあらず!万病の元と言われています。
大量に体内に入ると体のバランスが極度に酸性に傾くので、その分解や中和のために体内にあるカルシウムやミネラルが必要で、なければ骨や細胞から溶かしだす。カルシウム不足からイライラを起こす。血糖値は急激にあがるので大量のインシュリンが出た後、再び急激に下がる、これを繰り返しているうちに糖尿病。体温を下げ、体を冷やすので免疫機能は衰える。
嗜好性が強いので、量が知らないうちに増えていくというのもおそろしや、、、英国に来たばかりの頃は“あっまーい”と思っていたキャドベリーのチョコが平気になっていませんか。甘党である私は決してえらそうなことは言えませんが、白砂糖だけは避ける、ということからはじめられるといいですね。
まずは自然のミネラルバランスのとれたブラウンシュガーやMuscovado Sugar(Lightを使用)にかえましょう。もう少し色が気になる方は、Golden Caster Sugarを。体にかかる負担が少しでも違うので、使うときはこちらをおすすめします。
そしてお買い物の際は意識してラベルのNutrition Informationを見る習慣をつけましょう。シリアルの1ポーションあたり、ビスケット1枚あたり、ジュース1杯あたり、コーン缶、ケチャップetc どれくらい砂糖が入っているかわかるとびっくりしますよ。知らずに口にしていると1日50gなんて軽く越えてしまうのも頷けます。もう少し気をつけたい方は、砂糖のかわりに、メープルシロップ、みりん、米飴(Rice Syrup)、各種Malt Syrup、甘酒で代用する、もしくは思い切って砂糖とはお別れ!、、、できるといいですね〜。
さて、寒くなってきました。部屋をCozyにして、優しい甘さのあったか豆乳コーンシチューはいかがでしょう。コーンの甘みで豆乳のくせがほとんど気になりませんよ。
鍋に少量のオイルをあたため、、一口大に切って塩こしょうした鶏もも肉300gを入れて色よく炒めます。そこにスライスした玉ねぎ1ヶ、ベイリーフ1枚も加えて、フタをしながら弱めの中火で柔らかくなるまで10分蒸し炒めしたら、鶏と同じサイズに切ったカリフラワーや人参、ブロッコリなど好みの野菜を計500g加え、フタをして更に10分蒸し炒めします。水分が鍋底にたまってくるので、そこにKallo社Organic Chicken Stock Cubeを1と1/2個をとき入れ、砂糖無添加のコーン缶1-2缶(計400g)、Alpro社Soya Milk 300〜400mlを加えたら、沸騰後弱火で約15分。塩こしょうで味を調え、好みで水溶きコーンフラワーでとろみをつけて出来上がり。ごはんに添えて召し上がれ。
写真1)の豆乳は、りんごジュースで少し甘さをつけたもの(ブルーのカートン)を使っていますが、無糖(オレンジ色)もあります。お好みでどうぞ。