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18  Ikeaのお鍋、いいですよ

今月は、“お鍋“のお話です。

英国では、欧州製の高いお鍋が日本よりも安く手に入りますので、新しく新調する際にどこのを買おうか迷ってしまいますね。しかし、普段は高いお鍋がセットで安くなっていたのでつい買ってしまい、結局使わないサイズがでてきたり、使い勝手が悪かったり、、、ということはありませんか。又は、人気のメーカーであっても、重すぎて使いにくい、洗いにくい、取り出すのが面倒、ということはありませんか。

お鍋を選ぶときには、まず、日本人が作るメニューと欧米人が作るメニューは違うということ、日本人と欧米人とでは体格が違うという2点をふまえて選ぶと良いですよ。

たとえば、底や側面も多層構造になっているお鍋(例 ビタ・クラフト)は、熱伝導に優れているので光熱費が少なくてすむ一生ものとうたっています。たしかに説得力がありますが、全面が多層構造になっているということは、お鍋自体がかなり重いことを意味します。そこに、いろんな具を入れてつくると更に重くなりますよね。日本人は、握力や腕力がそう強くないので、このお鍋を毎日使いまわすとなると、この重さがネックになりがちで、年をとってだんだん筋力が落ちてくると尚更です。

カラフルな色がおしゃれな人気のル・クルーゼも、同じく重いお鍋なのが難点ですが、私は24cmと20cmの2つだけココット・ロンドを持っています。煮込み料理は得意なのと、酸が入る料理にも安心して使える点は気に入っています。もし購入を検討されているならば、まずは大きめの、おでんやカレー・シチューがたっぷりつくれるサイズを持つと、”大は小を兼ねる”で重宝ですね。

もっと普段使いには、私はIKEAのお鍋(365+シリーズ)をおすすめしています。こちらは底のみ多層構造のステンレス製ですので熱伝導も良く、軽くてとても使い勝手が良いです。片手鍋はお味噌汁などにフル活用、ソテーパンは底が広いので、和食の煮物もうまくできます。パスタを茹でるのに重宝な大鍋、中鍋ではスープを作ったり、、、と自分の都合にあわせて、ひとつずつ揃えられてお値段が手頃なのも嬉しいですね〜。

 

さて、今月は、鶏と豚を酢醤油で煮込んだアドボを作りましょう!ごはんにとっても合うおいしい煮込みです。

皮をはいだチキンのドラムスティック4本と、ポークのバラ肉Streaky Slices(Belly)約500gにこしょうをしっかりふります。つぶしたにんにく1〜2ヶ、ベイリーフ2枚と共に鍋に入れ、上から好みのビネガー(私はSarson’sのLight Malt Vinegarを使用)100ml、しょうゆ(又はフィッシュソース)60ml、ダークブラウンシュガー大さじ2〜3を加えて時々上下を返しながら数時間〜一晩冷蔵庫でマリネします。そのまま火にかけ、沸騰後は弱火でフタをして約1時間コトコト煮たらフタを取って強火にし、煮汁を煮詰めてできあがり。

好みの茹で野菜と共にごはんに添えて、召し上がれ。(注:ル・クルーゼでないステンレスのお鍋でもできますのでご心配なく!その場合は漬け込みをガラスのボウルかタッパー、又はジップロックですると良いですよ。)一緒にゆで卵を煮てもおいしいです。

写真1) IKEAのお鍋

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